5つの投資商品を徹底解説!サラリーマンが安全に資産運用を実現する投資商品とは?

昨今、若い方の間にも投資ブームが巻き起こり、積極的に投資をおこなう方が増えています。ビットコインで「億り人(億単位で利益を上げた人)」という方々まで現れました。

過去を振り返ると、バブルの時は、金利が高かったため貯金さえしていれば自然にお金が増えました。現在は、貯金をしても銀行の利用手数料などでマイナスになるため、一人ひとりが資産運用を考える必要性があります。そこで、今回は代表的な投資商品を紹介していきます。

株式投資の特徴

2016年の時点で株式投資をおこなっている個人投資家の人数は4,967万人で、日本国内で最もポピュラーな投資です。

企業は事業資金を集める手段のひとつとして「株」の発行をおこないます。上場企業の場合、発行された株式は、取引所に上場され、市場で売買されます。株価は売りたい人と、買いたい人の価格によって決定します。

日本には、東京証券取引所、名古屋証券取引所、福岡証券取引所、札幌証券取引所の4つの市場がありますが、今回は、東京証券取引所について解説をしていきます。みなさんの投資スタンスにあった投資をするためにも、株式市場の特徴をつかんでおきましょう。

東証一部とは

東京証券取引所の一部上場企業の数は、2066社に上ります。東証一部に上場をしている企業は、企業としての価値が高く、社会的に認められている企業が多いといえます。そのため、その一部上場の審査基準は厳しく、株主数、時価総額、流通株式数、純資産など高いレベルを求められます。

東証二部とは

東京証券取引所の二部上場企業の数は520社あり、発行株式数など一部上場企業に比べ少なく、個人投資家の動向が株価に影響を与える傾向にあります。東証二部の企業は、東証一部の企業に比べ知名度や人気が高くない内需系の企業が多くあります。

JASDAQとは

JASDAQは、東京証券取引所が運営をする株式市場で、746企業が上場しています。一定の事業規模と実績を有する成長企業を対象とした「スタンダード」と、より将来の成長可能性がある企業を対象とした「グロース」という2つの異なる市場を設けています。

マザーズとは

マザーズは、東京証券取引所が開設した新興企業を対象とした株式市場のことで、正確には東証マザーズといいます。東証の一部や二部に上場するための審査の基準が、会社の継続性・収益性に関することが主なのに対し、マザーズは主に事業計画などをもとに、成長の可能性について審査が行われています。

 

株式投資はプロも多く安定して利益を得るのは難しい投資商品です。さらに、企業の業績や、金利、為替などさまざまな要因で株価が変動するため、どの銘柄の株価がアップするかは誰にもわかりません。十分な知識のない初心者にはハードルが高いといえます。また株式市場の会場時間は、9時~11時30分、12時30分~15時のため、サラリーマンや公務員の方が、仕事中に急な値動きに対応することは、ほぼ不可能と考えて良いでしょう。

国内で購入できる投資信託の特徴

国内投資信託とは、「投資信託および投資法人に関する法律」に基づいて設定される投資信託のことです。NISAの影響もありサラリーマンや主婦の方、時間がない方や初心者の方が、投資信託を選ぶ傾向にあるようです。

投資信託は小額から投資ができ、複数の方から資金を集めプロが運用をおこないます。

投資信託には多くの種類がありますが、投資対象によって大きく2つに分けることができます。国債、地方債、社債などを投資対象にした公社債投資信託と株式をメインとした株式投資信託です。下記で詳しく公社債投資信託と株式投資信託について解説しますので、投資信託の種類と特徴を理解し、自身の投資スタイルに合った投資信託を選びましょう。

代表的な公社債投資信託

安全に資産運用を目指す方が中心で、公社債投資信託で得た所得(配当・分配金)は利子所得として扱われます。公社債投資信託としては「中期国債ファンド」「MRF」「MMF」などがあります。

中期国債ファンド

中期国債ファンドは中期国債を中心に、利付金融債やコール・手形市場等で運用し、株式には一切投資しません。購入単位は1円(1口)以上1円単位で、期間は自由です。ただし、30日未満に解約するときは、信託財産留保額(1万口当たり10円程度)が差し引かれます。

MRF(マネーリザーブドファンド)

MRFは流動性と安全性を確保するため運用内容については厳しく制限をされています。投資先としては高格付けの公社債、コマーシャルペーパー(企業が短期資金の調達を目的に、市場で割引形式で発行する無担保の約束手形のことをいいます。)などで運用をおこない、株式市場へは投資を行いません。1円単位で購入可能であり、引き出しの手数料はかかりません。

MMF(マネーマネージメントファンド)

MMFは国内外の公社債、コマーシャル・ペーパーなど短期金融資産を運用しています。株式市場への投資は行わず、リスクを減らし、安定した運用を目的としています。MRFと違い、MMFを運用してから30日未満の換金には、信託財産留保額(1万円あたり10円程度)が発生してしまいます。

代表的な株式投資信託

株式投資信託は株式が組み込まれている投資信託です。株式投資信託で得た所得は配当所得として分類されます。代表的な株式投資信託の分類として、「国内株式型」、「国際株式型」のほか、公社債と株式を組み合わせた「バランス型」、日経平均やTOPIXなどと連動する「インデックス型」、大きな運用成果を目指す「アクティブ型」などがあります。

国内株式型

国内株式型は、主に国内株式で運用している投資信託です。大型株をメインとして投資をおこなう商品、小型株や中規模株をメインに投資をおこなう商品など幅広く、公社債投資信託に比べ、変動リスクがあります。そのため、大きな利益を生むこともありますが、その反面、大きなリスクもあることを理解しましょう。

国際株式型

国際株式型は、主に外国株式で運用をしている投資信託です。世界各国の株式へ投資をおこないます。株価の変動リスクのほかに為替変動リスクもあるため、国内株式型に比べさらにリスクが高い投資商品です。

インデックス型

インデックス型は、日経平均やTOPIXの平均指数と連動させることを目的としている投資信託です。つまり、TOPIXが5%値下がればインデックス型も5%さがり、TOPIXが10%あがればインデックス型も10%値上がります。

アクティブ型

アクティブ型は日経平均やTOPIXの平均指数よりも高い収益率の獲得を目指すことを目的とした投資信託です。つまり、日経平均株価が1か月で10%値上がりするとしたら、更に高い運用利益を目指し運用をおこないます。

 

ここでは代表的な8つの投資信託を紹介しましたが、投資信託にはさまざまな手数料がかかります。①購入時の買付け手数料(中には、無料のものもある。)②運用時の信託報酬③売却時の信託財産保留額といった手数料がかかります。さらに、NISAではかかりませんが、売却時に得た利益にも税金がかかります。一般的に、安全といわれる投資信託ですが、利益を出すためには、元本割れのリスクや、市場の動向を注視し、運用方法を変えていく必要があります。

仮想通貨の特徴

仮想通貨とはインターネット上の理論をもとに作られた、電子データです。日本国内には14以上の取引所があり各会社で口座を開設し取引所にて取引をおこないます。仮想通貨は実際の通貨に交換することができ、送金や決済などはコンピュータにより管理されています。現在、仮想通貨は800種類以上の種類があるといわれ、今後も新たな仮想通貨が出てくることが予想されます。ここでは、時価総額TOP3のビットコイン、イーサリアム、リップルについて解説していきます。

ビットコインとは

ビットコインはサトシナカモト氏の論文をもとに作られた仮想通貨です。ビットコインの時価総額は約15兆円、2月9日時点で1BTCあたり88万円前後で取引されています。2017年の年末には1BTCあたり200万円を超える値をつけ「億り人」を生み出しました。2011年4月時点では1BTCあたり87円だったことを考えると2万倍以上値上がりした計算です。しかし、Bloombergの発表によるとアメリカの研究者がビットコインの価値を「伝統的な方法で特定できる価値のない資産」であると位置づけ、現在の価格はバブルの可能性があると結論付けています。結局ねずみ講のようなものに終わる可能性があると指摘しています。

イーサリアムとは

イーサリアムはビットコインにつぎ取引額が多い通貨です。時価総額は約8.5兆円、1ETHあたり8.5万円前後(2月9日時点)で取引をされています。2017年1月時点で1ETHが950円だったことを考慮すれば90倍~100倍以上の値上がりを2017年は記録しました。ビットコイン同様2017年末~2018年始めにかけて最高値をつけましたが、現在は急落しています。提携を結んでいるマイクロソフト社など大手企業のサポートがどこまであるかが成長の鍵になります。

リップルとは

リップルはGoogleが出資したことでも有名な仮想通貨です。時価総額は約3.3兆円、1XRPは85円(2月9日時点)となっています。歴史はビットコインよりも長い2004年にカナダ人のエンジニアにより開発されました。2017年1月時点では1XRPは0.74円であったにもかかわらず、この通貨も2017年の年末に233.45円まで急騰した通貨です。

 

以上、時価総額TOP3の仮想通貨をご紹介しましたが、仮想通貨はまだまだ安定のしない投資先のようです。現在ビットコインの国別保有率を見ると、断トツで日本が多く、一種のバブルに近い状態と考えられます。さらに、働いている方は、仮想通貨の激しい値動きに対応することは難しく、運用で失敗してしまう可能性も否定できません。

FXの特徴

FXとは通貨を交換する為替取引のことをさします。日本では、現在25倍までのレバレッジ(証拠金取引)が認められていますが、日経新聞の報道によると政府はレバレッジを10倍に引き下げることを検討しているようです。

FXもほかの投資と同様、大きな利益を求めれば、当然リスクも高くなり、レバレッジを掛ければ、ハイリスク、ハイリターンの投資になります。

現在、世界中のFXトレーダーのうち日本人の割合は、50%以上(NEWSポストセブンより)を占めており、日本の個人投資家が市場へ何らかの影響を与える可能性もあります。日本人が多くおこなっているFXですが、実際どの位の方が利益を得ているのでしょうか?

フランスの調査会社が、2009年~2012年の4年間でフランスのトレーダーのFX取引データを調査したところ89%のトレーダーが損をしたというデータがあります。また、ポーランドのトレーダーは81%が損をしたそうです。残念ながら日本のデータはありませんが、同程度の方が損をしていることが予想できます。そのため、日本人トレーダーで利益を得ている方は全体の15%程度と考えられます。

不動産投資の特徴

不動産投資とは、ワンルーム、1棟マンションなどを購入し、その家賃収入(インカムゲイン)や売却益(キャピタルゲイン)を得るための投資です。地方よりも人口が多く、物件価格も安定している東京で不動産投資をおこなう方が多いようです。

現在は、バブル期のように売却益を狙う投資手法ではなく、家賃収入を収益の柱と捉え、不動産投資をおこなっています。不動産投資はシンプルな仕組み(購入した物件を貸し、賃料収入を得る)で、株や債券のように資産がゼロになるリスクもないため、長期に安定した収益を上げられる資産運用となります。

不動産投資は、大きな頭金が必要だと思うかもしれませんが、優良物件であれば満額融資も可能なため頭金ゼロでもはじめられます。また、生命保険としても大きな効果がありメリットの多さはたのの投資と比べ群を抜いています。

不動産投資にも、色々な種類がありますが、代表的なワンルームマンション投資と一棟マンション投資について簡単に解説します。

ワンルームマンション投資とは

ワンルームマンション投資はマンションの一室を購入し、賃料収入を得る投資法です。メリットとして①人気のエリアを選べること、②駅近・築年数など選べること、③価格が一棟マンションに比べ安いこと、④エリアを分けて複数件所有することにより空室リスクを分散できることなど、様々なメリットがあります。ワンルームマンション投資は安定している分、収益性は1棟物件に劣りますが、サラリーマンや公務員の副業に向いている投資です。

一棟マンション投資とは

一棟マンション投資は、マンション一棟を購入し、複数の部屋から賃料収入を得る投資法です。メリットは、高い収益が見込めることと、土地の所有権がすべて得られることにあります。しかし、都心部で投資を考えた場合、価格も高く、土地が無いため、条件の良い駅近の物件を購入することは困難です。

郊外へ投資の対象を広げれば、価格等の条件は良くなりますが、ターミナル駅や、職場、学校から離れるため、メインターゲットである単身者の入居希望者は減る傾向にあり、思ったような収益が上げられない可能性もあります。

ワンルームマンションがサラリーマンに人気の理由!

安定して資産を増やしたいと考えている方、老後のために何か資産運用をしなければならないと考えている方など、安定志向の方には不動産投資が最適です。投資信託も不動産投資と並び、安定した投資商品ですが、不動産投資と比較した場合、収益性には疑問符がつきます。収益性においては、株・仮想通貨・FXに劣りますが、その分、不動産投資は、安定性において群を抜いています。

 不動産投資の中で特にワンルームマンションへの投資がサラリーマンに人気です。なぜ、ワンルームマンションへの投資が人気なのかというと、大きく6つの理由があります。①少ない投資額で副収入を見込める。②リスクが低い。③融資を受けやすい。④管理が楽。⑤流動性が高い。⑥リスクの分散がしやすいということです。それぞれ解説していきましょう。

サラリーマンに人気の理由1:少ない投資額で副収入を見込める。

ワンルームマンションは東京都心の人気エリアで約2,000万円前後から投資できます。この2,000万円は入居者の賃料収入でまかないますので、購入者が2,000万円をそのまま支払うわけではありません。東京の人気エリアの物件であれば、空室の心配はさほど無く、安定的に賃料収入が入ってくるでしょう。さらに、築年数が古くなっても、東京の物件は賃料が落ちづらいため、持ち続ければ間違いなく副収入が見込めます。

サラリーマンに人気の理由2:リスクが低い

一棟マンションに比べ、投資額が少なく低リスクで運用をスタートすることができます。また、投資額が少ないため金利上昇のリスクにも対応できます。

サラリーマンに人気の理由3:融資を受けやすい

ワンルームマンション投資は投資金額が少ないためローン自体が組みやすく、自己資金や収入に不安がある方でも、始めやすい投資商品です。

サラリーマンに人気の理由4:管理が楽

ワンルームマンションの場合、物件の管理を管理組合や管理会社がおこなうため、物件の管理に時間を割くことはありません。唯一、手間がかかる部分は通帳の記帳ぐらいです。

サラリーマンに人気の理由5:流動性が高い

ワンルームマンションは、一棟物件に比べ、取引量が多く流動性が高いのが特徴です。一方、一棟物件は購入できる方が少ないため、購入希望者を見つけることが難しく、流動性はワンルームマンションの方が高くなります。

サラリーマンに人気の理由6:リスクの分散がしやすい

ワンルームマンションを違うエリアで複数件所有すれば、空室のリスクを分散できるほか、地震など天災のリスクも軽減できます。

 

上記のほかにも、節税や生命保険の機能を兼ね備えている不動産投資は安定志向の方におすすめの投資になります。

まとめ

今回は「株式投資」・「投資信託」・「仮想通貨」・「FX」・「不動産投資」、5つの投資商品を説明しました。

株式投資、FX、仮想通貨は少数のプロが多大な利益を得る傍らで、多くの投資家が損をしています。個人の投資家は資金力に限界があり、情報量も少なく、取得スピードも遅い中で利益を得ることは大変難しいものです。また、プロが運用を行うことで安全と言われている投資信託は、購入時、運用時、解約時に手数料が掛かり、結局は手残りが少なくなります。一方、不動産投資はサラリーマンやOLの方が投資に成功しており、投資商品の中では珍しくプロがほとんどいない分野です。

安全に資産運用をおこない、利益を得たい方にとって不動産投資は絶好の投資といえるでしょう。

更に詳しく不動産投資について知りたい方は、不動産鑑定士のセミナーがお勧めです!

遠藤 裕史

遠藤 裕史

大学卒業後、渡米し現地の大学院にてMBAを取得。現地新聞社で4年間働き、事情により帰国。その後、広告代理店を経て、2016年1月よりメディア・マーケティング担当として現職へ。